| 薬効分類 | 剤形 | 成分名 |
品名(先発品名／代表的な品名) ※規格・メーカー名は除く |
向精神薬分類 | 投与制限期間 | 肝臓・腎臓に対する添付文章上の記載 | 妊娠・授乳に対する添付文章上の記載(禁忌記載であれば赤色とす) |
| 抗認知症薬(コリンエステラーゼ阻害薬) | 錠・口腔・細粒・シロップ用・ゼリー | ドネペジル塩酸塩 | アリセプト錠／アリセプトD錠／アリセプト細粒／アリセプトドライシロップ／アリセプト内服ゼリー | 妊婦：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ、授乳婦：授乳の継続か中止を検討 | |||
| 錠・口腔・液 | ガランタミン臭化水素酸塩 | レミニール錠／レミニールOD錠／レミニール内用液 | 妊婦：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ、授乳婦：授乳の継続か中止を検討 | ||||
| 抗認知症薬(NMDA受容体アンタゴニスト) | 錠・口腔・シロップ用 | メマンチン塩酸塩 | メマリー錠／メマリーOD錠／メマリードライシロップ | 妊婦：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ、授乳婦：授乳の継続か中止を検討 | |||
| メラトニン受容体作動薬 | 錠 | ラメルテオン | ロゼレム錠 | 高度の肝機能障害禁忌 | 妊婦：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ、授乳婦：授乳は避ける | ||
| メラトニン製剤 | 細粒 | メラトニン | メラトベル顆粒小児用 | 妊婦：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ、授乳婦：授乳の継続か中止を検討 | |||
| オレキシン受容体拮抗薬 | 錠 | スボレキサント | ベルソムラ錠 | 妊婦：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ、授乳婦：授乳は避ける | |||
| 錠 | レンボレキサント | デエビゴ錠 | 重篤な肝機能障害禁忌 | 妊婦：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ、授乳婦：授乳は避ける | |||
| ベンザミド系抗精神病薬 | 錠・細粒 | チアプリド塩酸塩 | グラマリール錠／グラマリール細粒 | 妊婦：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ、授乳婦：授乳は避ける | |||
| 肥満症治療薬 | 錠 | マジンドール | サノレックス錠 | 第3種 | 14日制限 | 重症の肝機能障害禁忌、重症の腎機能障害禁忌 | 妊婦：投与しない、授乳婦：授乳は避ける |
| ALS治療薬 | 錠 | リルゾール | リルテック錠 | 重篤な肝機能障害禁忌 | 妊婦：投与しない | ||
| 液 | エダラボン | ラジカット内用懸濁液 | 重篤な腎機能障害禁忌 | 妊婦：投与しない、授乳婦：授乳の継続か中止を検討 | |||
| ミオクローヌス治療薬 | 液 | ピラセタム | ミオカーム内服液 | 重症腎不全禁忌 | 妊婦：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ、授乳婦：授乳の継続か中止を検討 | ||
| TRH誘導体 | 錠・口腔 | タルチレリン水和物 | セレジスト錠／セレジストOD錠 | 妊婦：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ、授乳婦：授乳は避ける | |||
| 瘙痒症治療薬 | 口腔・カプセル | ナルフラフィン塩酸塩 | レミッチOD錠／レミッチカプセル | 妊婦：投与しない、授乳婦：授乳の継続か中止を検討 | |||
| 神経障害性疼痛緩和薬 | 口腔・カプセル | プレガバリン | リリカOD錠／リリカカプセル | 妊婦：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ、授乳婦：授乳は避ける | |||
| 錠 | ミロガバリンベシル酸塩 | タリージェ錠 | 妊婦：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ、授乳婦：授乳の継続か中止を検討 | ||||
| レストレスレッグス症候群治療薬 | 錠 | ガバペンチン エナカルビル | レグナイト錠 | 高度の腎機能障害禁忌 | 妊婦：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ、授乳婦：授乳の継続か中止を検討 | ||
| ハンチントン病不随意運動治療薬 | 錠 | テトラベナジン | コレアジン錠 | 重篤な肝機能障害禁忌 | 妊婦：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ、授乳婦：授乳の継続か中止を検討 | ||
| アルコール依存症治療薬 | 錠 | アカンプロサートカルシウム | レグテクト錠 | 重度の腎機能障害禁忌 | 妊婦：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ、授乳婦：授乳の継続か中止を検討 | ||
| 錠 | ナルメフェン塩酸塩水和物 | セリンクロ錠 | 妊婦：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ、授乳婦：授乳は避ける | ||||
| 多発性硬化症再発予防薬 | カプセル | フマル酸ジメチル | テクフィデラカプセル | 妊婦：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ、授乳婦：授乳の継続か中止を検討 | |||
| 脊髄性筋萎縮症治療薬 | シロップ用 | リスジプラム | エブリスディドライシロップ | 妊婦：投与しない、授乳婦：授乳の継続か中止を検討 | |||
| VMAT2阻害剤(遅発性ジスキネジア治療薬) | カプセル | バルベナジントシル酸塩 | ジスバルカプセル | 妊婦：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ、授乳婦：授乳の継続か中止を検討 | |||
| 片頭痛治療剤(5-HT1F受容体作動薬) | 錠 | ラスミジタンコハク酸塩 | レイボー錠 | 妊婦：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ、授乳婦：授乳の継続か中止を検討 |
生物学的同等性試験の考え方は、作用を示す部位での薬物濃度が重なっていれば、有効性、安全性は例外なく同じであるという原理に基く、臨床試験です。全身適用を目的とする医薬品では、全身循環血中の薬物濃度が重なっていれば、局所適用を目的とする医薬品では、作用を示す部位での薬物濃度あるいはそれに替わる部位における薬物濃度が重なっていれば、医薬品の効果、作用は同じであると結論できます。全身循環の医薬品では、後から開発製造される、ブランド医薬品の剤形変更体でも、よく見受けらる試験です。規格変更体の開発でも実施します。生物学的同等性試験はごく一般的な試験です。ジェネリック医薬品だけが、生物学的同等性試験で済むわけではありません（この点ジェネリック医薬品品質情報検討会もブランド医薬品の溶出性も確認して欲しいです）。また、ブランド医薬品の剤形変更体は、最初のブランド医薬品と比べれば添加物が違います。ジェネリック医薬品だけが添加物が異なるわけではありません。確かに、ブランド医薬品とジェネリック医薬品の異なる点には、主薬、その不純物、添加物濃度非依存的に発現させる副作用のリスクというものがありますが、それはジェネリック医薬品だけにあるわけではありません（添加物に心配があるなら、ポリファーマシーが問題にはならないのではないでしょうか）。さらに、プラセボ効果は3割程度あるとのことです。医療関係者だけはブランドだから全てよく、ジェネリックだから全てダメだとは思い込まず、どうか客観的に見て評価して使用して頂きたいです。後発医薬品使用加算、外来後発医薬品使用体制加算、並びに一般名処方加算がある内に、是非収益を上げて、医師や診療科等の維持、新しい医療機器の購入に繋げて頂きたいです。
ジェネリック医薬品一覧｟医療関係者専用｠(色分け=赤色:先発品 緑色:準先発品 黄色:AG/BS 水色:後発品-規格・剤形・印字・貯法等製剤工夫有)
薬剤師がジェネリック医薬品の情報を集めました。ジェネリック医薬品は臨床上の有効性と安全性はブランド医薬品と同等な医薬品です。原薬と製剤の化学的品質の評価する同一性調査と、申請データが適切な環境・条件の下に適切に検討されたデータか確認する適合性調査を実施し、ブランド医薬品と同等以上の水準か審査されています。ジェネリック医薬品がわかると、薬剤の選択肢が大きく広がります。私は、ジェネリック医薬品が嫌われる理由として、医薬品を「開発製造する方々」と「処方・調剤・投薬する方々」との間に『認知ギャップ』があり残念に思っています。その為、私はサイトを通じてジェネリック医薬品の紹介をしたいと思います。今後医療関係者の登録制にしようかと検討していますが、現在サイトの利用は無登録・無料です。作成した資料を是非ご参考にして頂けたら幸いです。2020年末までに80％以上の普及率を目指しましょう。宜しくお願い致します。