| 薬効分類 | 剤形 | 成分名 |
品名(先発品名／代表的な品名) ※規格・メーカー名は除く |
TDMの有無 |
肝臓・腎臓に対する添付文章上の記載 | 妊娠・授乳に対する添付文章上の記載(禁忌記載であれば赤色とす) |
| ホルモン療法薬(抗エストロゲン薬) | 錠 | タモキシフェンクエン酸塩 | ノルバデックス錠 | 妊婦：投与しない、授乳婦：授乳は避ける | ||
| 錠 | トレミフェンクエン酸塩 | フェアストン錠 | 妊婦：投与しない、授乳婦：授乳は避ける | |||
| ホルモン療法薬(アロマターゼ阻害薬) | 錠 | アナストロゾール | アリミデックス錠 | 妊婦・授乳婦：安全性は確立していない（閉経後を想定） | ||
| 錠 | エキセメスタン | アロマシン錠 | 妊婦・授乳婦：安全性は確立していない | |||
| 錠 | レトロゾール | フェマーラ錠 | 妊婦・授乳婦：安全性は確立していない（閉経後を想定） | |||
| ホルモン療法薬(抗アンドロゲン薬) | 錠 | フルタミド | オダイン錠 | 肝機能障害禁忌 | ||
| 錠 | アビラテロン酢酸エステル | ザイティガ錠 | 重度の肝機能障害禁忌 | |||
| 錠・口腔 | ビカルタミド | カソデックス錠／カソデックスOD錠 | 小児・女性禁忌 | |||
| 錠・カプセル | エンザルタミド | イクスタンジ錠 | ||||
| 錠 | ダロルタミド | ニュベクオ錠 | ||||
| 錠 | アパルタミド | アーリーダ錠 | ||||
| 分子標的治療薬(レチノイド) | 錠 | タミバロテン | アムノレイク錠 | 妊婦：投与しない（治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ）、授乳婦：授乳は避ける | ||
| カプセル | トレチノイン | ベサノイドカプセル | 肝機能障害禁忌、腎機能障害禁忌 | 妊婦：投与しない（治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ）、授乳婦：授乳は避ける | ||
| カプセル | ベキサロテン | タルグレチンカプセル | 重度の肝機能障害禁忌 | 妊婦：投与しない、授乳婦：授乳は避ける | ||
| 分子標的治療薬(小分子：BCR/ABL阻害薬) | 錠 | イマチニブメシル酸塩 | グリベック錠 | TDM対象薬 | 妊婦：投与しない、授乳婦：授乳は避ける | |
| 錠 | ダサチニブ水和物 | スプリセル錠 | 妊婦：投与しない、授乳婦：授乳は避ける | |||
| 錠 | ボスチニブ水和物 | ボシュリフ錠 | 妊婦：投与しない、授乳婦：授乳は避ける | |||
| カプセル | ニロチニブ塩酸塩水和物 | タシグナカプセル | 妊婦：投与しない、授乳婦：授乳は避ける | |||
| 錠 | アシミニブ | セムブリックス錠 | 妊婦：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ、授乳婦：授乳は避ける | |||
| 錠 | ポナチニブ塩酸塩 | アイクルシグ錠 | 妊婦：投与しない、授乳婦：授乳の継続か中止を検討 | |||
| 分子標的治療薬(小分子：EGFR阻害薬) | 錠 | ゲフィチニブ | イレッサ錠 | 妊婦：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ、授乳婦：授乳は避ける | ||
| 錠 | エルロチニブ塩酸塩 | タルセバ錠 | 妊婦：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ、授乳婦：授乳は避ける | |||
| 錠 | アファチニブマレイン酸塩 | ジオトリフ錠 | 妊婦：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ、授乳婦：授乳は避ける | |||
| 錠 | オシメルチニブメシル酸塩 | タグリッソ錠 | 妊婦：投与しない、授乳婦：授乳は避ける | |||
| 錠 | ダコミチニブ水和物 | ビジンプロ錠 | 妊婦：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ、授乳婦：授乳は避ける | |||
| 分子標的治療薬(小分子：マルチキナーゼ阻害薬) | 錠 | ソラフェニブトシル酸塩 | ネクサバール錠 | 妊婦：投与しない、授乳婦：授乳は避ける | ||
| 錠 | パゾパニブ塩酸塩 | ヴォトリエント錠 | 妊婦：投与しない、授乳婦：授乳は避ける | |||
| 錠 | レゴラフェニブ水和物 | スチバーガ錠 | 妊婦：投与しない、授乳婦：授乳は避ける | |||
| 錠 | バンデタニブ | カプレルサ錠 | 妊婦：投与しない、授乳婦：授乳は避ける | |||
| カプセル | スニチニブリンゴ酸塩 | スーテントカプセル | TDM対象薬 | 妊婦：投与しない、授乳婦：授乳は避ける | ||
| カプセル | レンバチニブメシル酸塩 | レンビマカプセル | 妊婦：投与しない、授乳婦：授乳は避ける | |||
| 錠 | カボザンチニブリンゴ酸塩 | カボメティクス錠 | 妊婦：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ、授乳婦：授乳は避ける | |||
| 分子標的治療薬(小分子：ALK阻害薬) | カプセル | クリゾチニブ | ザーコリカプセル | 妊婦：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ、授乳婦：授乳の継続か中止を検討 | ||
| カプセル | アレクチニブ塩酸塩 | アレセンサカプセル | 妊婦：投与しない、授乳婦：授乳の継続か中止を検討 | |||
| 錠 | セリチニブ | ジカディア錠 | 妊婦：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ、授乳婦：授乳の継続か中止を検討 | |||
| 錠 | ロルラチニブ | ローブレナ錠 | 妊婦：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ、授乳婦：授乳の継続か中止を検討 | |||
| 錠 | ブリグチニブ | アルンブリグ錠 | 妊婦：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ、授乳婦：授乳は避ける | |||
| 分子標的治療薬(小分子：BTK阻害薬) | カプセル | アカラブルチニブ | カルケンスカプセル | 妊婦・授乳婦：投与しない | ||
| カプセル | イブルチニブ | イムブルビカカプセル | 中等度以上の肝機能障害禁忌 | 妊婦：投与しない、授乳婦：授乳の継続か中止を検討 | ||
| 錠 | チラブルチニブ塩酸塩 | ベレキシブル錠 | 妊婦：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ、授乳婦：授乳は避ける | |||
| 分子標的治療薬(小分子：RET受容体型ALK阻害薬) | カプセル |
セルペルカチニブ |
レットヴィモカプセル | 妊婦：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ（パートナー含め一定期間適切な避妊が必要）、授乳婦：授乳は避ける | ||
| 分子標的治療薬(小分子：ROS1/TRK阻害薬) | カプセル | エヌトレクチニブ | ロズリートレクカプセル | 妊婦：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ、授乳婦：授乳は避ける | ||
| 分子標的治療薬(小分子：TRK阻害薬) | カプセル・液 | ラロトレクチニブ | ヴァイトラックビカプセル／ヴァイトラックビ内用液 | 妊婦：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ、授乳婦：授乳は避ける | ||
| 分子標的治療薬(小分子：mTOR阻害薬) | 錠 | エベロリムス | アフィニトール錠／アフィニトール分散錠 | TDM対象薬 | 妊婦：投与しない、授乳婦：授乳は避ける | |
| 錠 | シロリムス | ラパリムス錠 | TDM対象薬 | 妊婦：投与しない、授乳婦：授乳は避ける | ||
| 分子標的治療薬(小分子：BRAF阻害薬) | 錠 | ベムラフェニブ | ゼルボラフ錠 | 妊婦：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ、授乳婦：授乳は避ける | ||
| カプセル | ダブラフェニブメシル酸塩 | タフィンラーカプセル | 妊婦：投与しない、授乳婦：授乳の継続か中止を検討 | |||
| カプセル | エンコラフェニブ | ビラフトビカプセル | 妊婦：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ、授乳婦：授乳の継続か中止を検討 | |||
| 分子標的治療薬(小分子：CDK4／6阻害薬) | 錠 | アベマシクリブ | ベージニオ錠 | 妊婦：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ、授乳婦：授乳は避ける | ||
| 錠・カプセル | パルボシクリブ | イブランス錠／イブランスカプセル | 妊婦：投与しない、授乳婦：授乳は避ける | |||
| 分子標的治療薬(小分子：HER2阻害薬) | 錠 | ラパチニブトシル酸塩水和物 | タイケルブ錠 | 妊婦：投与しない、授乳婦：授乳は避ける | ||
| 分子標的治療薬(小分子：JAK阻害薬) | 錠 | ルキソリチニブリン酸塩 | ジャカビ錠 | 妊婦：投与しない、授乳婦：授乳は避ける | ||
| 分子標的治療薬(小分子：MEK阻害薬) | 錠 | トラメチニブ ジメチルスルホキシド付加物 | メキニスト錠 | 妊婦：投与しない、授乳婦：授乳の継続か中止を検討 | ||
| 錠 | ビニメチニブ | メクトビ錠 | 妊婦：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ、授乳婦：授乳は避ける | |||
| 分子標的治療薬(小分子：MEK1/2阻害薬) | カプセル | セルメチニブ硫酸塩 | コセルゴカプセル | 重度の肝障害禁忌 | 妊婦：投与しない、授乳婦：授乳は避ける | |
| 分子標的薬(小分子：プロテアソーム阻害薬) | カプセル | イキサゾミブクエン酸エステル | ニンラーロカプセル | 妊婦：投与しない、授乳婦：授乳の継続か中止を検討 | ||
| 分子標的薬(小分子：PARP阻害薬) | 錠 | オラパリブ | リムパーザ錠 | 妊婦：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ、授乳婦：授乳の継続か中止を検討 | ||
| カプセル・錠 | ニラパリブトシル酸塩水和物 | ゼジューラカプセル／セジューラ錠 | 妊婦：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ、授乳婦：授乳は避ける | |||
| 分子標的治療薬(小分子：FLT3阻害薬) | 錠 | ギルテリチニブフマル酸塩 | ゾスパタ錠 | 妊婦：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ、授乳婦：授乳は避ける | ||
| 錠 | キザルチニブ塩酸塩 | ヴァンフリタ錠 | 妊婦：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ、授乳婦：授乳は避ける | |||
| 分子標的治療薬(小分子：VEGFR阻害薬) | 錠 | アキシチニブ | インライタ錠 | 妊婦：投与しない、授乳婦：授乳の継続か中止を検討 | ||
| 分子標的治療薬(小分子：MET阻害薬) | 錠 | テポチニブ塩酸塩水和物 | テプミトコ錠 | 妊婦：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ、授乳婦：授乳は避ける | ||
| 錠 | カプマチニブ塩酸塩水和物 | タブレクタ錠 | 妊婦：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ、授乳婦：授乳は避ける | |||
| 分子標的治療薬(EZH2阻害薬) | 錠 | タゼメトスタット臭化水素酸塩 | タズベリク錠 | 妊婦：投与しない、授乳婦：授乳は避ける | ||
| 分子標的治療薬(小分子：FGFR阻害薬) | 錠 | ペミガチニブ | ペマジール錠 | 妊婦：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ、授乳婦：投与しない | ||
| 分子標的治療薬(小分子：KRAS阻害薬) | 錠 | ソトラシブ | ルマケラス錠 | 妊婦：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ、授乳婦：授乳の継続か中止を検討 | ||
| 分子標的治療薬(小分子：EZH1/2阻害剤) | 錠 | バレメトスタット トシル酸塩 |
エザルミア錠 | 妊婦：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ、授乳婦：授乳は避ける | ||
| 分子標的治療薬(ヒストン脱アセチル化酵素阻害薬) | カプセル | ボリノスタット | ゾリンザカプセル | 重度の肝機能障害禁忌 | 妊婦：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ、授乳婦：授乳の継続か中止を検討 | |
| カプセル | パノビノスタット乳酸塩 | ファリーダックカプセル | 妊婦：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ（一定期間適切な避妊が必要）、授乳婦：授乳は避ける | |||
| 錠 | ツシジノスタット | ハイヤスタ錠 | 妊婦：投与しない、授乳婦：授乳は避ける | |||
| 代謝拮抗薬(プリンヌクレオシドホスホリラーゼ阻害薬) | カプセル | フォロデシン塩酸塩 | ムンデシンカプセル | 妊婦：治療上の有益性が胎児への危険性を上回ると判断される場合にのみ、授乳婦：授乳の継続か中止を検討 | ||
| BCL-2蛋白阻害薬 | 錠 | ベネトクラクス | ベネクレクスタ錠 | 妊婦：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ、授乳婦：授乳は避ける | ||
| サリドマイド関連薬 | カプセル | サリドマイド | サレドカプセル | 妊婦：投与しない、授乳婦：投与終了4週間後までは授乳を避けさせる | ||
| カプセル | レナリドミド水和物 | レブラミドカプセル | 妊婦：投与しない、授乳婦：授乳は避ける | |||
| カプセル | ポマリドミド | ポマリストカプセル | 妊婦：投与しない、授乳婦：授乳は避ける | |||
| トポイソメラーゼⅡ阻害薬(その他) | 細粒 | ソブゾキサン | ペラゾリン細粒 | 妊婦：投与しない、授乳婦：授乳は避ける | ||
| 非特異的免疫賦活薬 | カプセル | ウベニメクス | ベスタチンカプセル | 妊婦：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ、授乳婦：投与しない | ||
| 代謝拮抗薬(その他) | カプセル | アナグレリド塩酸塩水和物 | アグリリンカプセル | 重度の肝機能障害禁忌 | 妊婦：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ、授乳婦：授乳は避ける | |
| 錠 | トリフルリジン・チピラシル塩酸塩 | ロンサーフ配合錠T | 妊婦：投与しない（パートナー含め一定期間適切な避妊が必要）、授乳婦：授乳は避ける | |||
| アルキル化薬(その他) | カプセル | プロカルバジン塩酸塩 | 塩酸プロカルバジンカプセル | 妊婦：投与しない、授乳婦：授乳は避ける | ||
| 分子標的治療薬(小分子：HSP90阻害薬) |
錠 | ピミテスピブ | ジェセリ錠 | 妊婦：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ、授乳婦：授乳は避ける |
生物学的同等性試験の考え方は、作用を示す部位での薬物濃度が重なっていれば、有効性、安全性は例外なく同じであるという原理に基く、臨床試験です。全身適用を目的とする医薬品では、全身循環血中の薬物濃度が重なっていれば、局所適用を目的とする医薬品では、作用を示す部位での薬物濃度あるいはそれに替わる部位における薬物濃度が重なっていれば、医薬品の効果、作用は同じであると結論できます。全身循環の医薬品では、後から開発製造される、ブランド医薬品の剤形変更体でも、よく見受けらる試験です。規格変更体の開発でも実施します。生物学的同等性試験はごく一般的な試験です。ジェネリック医薬品だけが、生物学的同等性試験で済むわけではありません（この点ジェネリック医薬品品質情報検討会もブランド医薬品の溶出性も確認して欲しいです）。また、ブランド医薬品の剤形変更体は、最初のブランド医薬品と比べれば添加物が違います。ジェネリック医薬品だけが添加物が異なるわけではありません。確かに、ブランド医薬品とジェネリック医薬品の異なる点には、主薬、その不純物、添加物濃度非依存的に発現させる副作用のリスクというものがありますが、それはジェネリック医薬品だけにあるわけではありません（添加物に心配があるなら、ポリファーマシーが問題にはならないのではないでしょうか）。さらに、プラセボ効果は3割程度あるとのことです。医療関係者だけはブランドだから全てよく、ジェネリックだから全てダメだとは思い込まず、どうか客観的に見て評価して使用して頂きたいです。後発医薬品使用加算、外来後発医薬品使用体制加算、並びに一般名処方加算がある内に、是非収益を上げて、医師や診療科等の維持、新しい医療機器の購入に繋げて頂きたいです。
ジェネリック医薬品一覧｟医療関係者専用｠(色分け=赤色:先発品 緑色:準先発品 黄色:AG/BS 水色:後発品-規格・剤形・印字・貯法等製剤工夫有)
薬剤師がジェネリック医薬品の情報を集めました。ジェネリック医薬品は臨床上の有効性と安全性はブランド医薬品と同等な医薬品です。原薬と製剤の化学的品質の評価する同一性調査と、申請データが適切な環境・条件の下に適切に検討されたデータか確認する適合性調査を実施し、ブランド医薬品と同等以上の水準か審査されています。ジェネリック医薬品がわかると、薬剤の選択肢が大きく広がります。私は、ジェネリック医薬品が嫌われる理由として、医薬品を「開発製造する方々」と「処方・調剤・投薬する方々」との間に『認知ギャップ』があり残念に思っています。その為、私はサイトを通じてジェネリック医薬品の紹介をしたいと思います。今後医療関係者の登録制にしようかと検討していますが、現在サイトの利用は無登録・無料です。作成した資料を是非ご参考にして頂けたら幸いです。2020年末までに80％以上の普及率を目指しましょう。宜しくお願い致します。