| 薬効分類 | 剤形 | 成分名 | 品名(先発品名／代表的な品名) ※規格・メーカー名は除く |
TDMの有無 |
肝臓・腎臓に対する添付文章上の記載 |
妊娠・授乳に対する添付文章上の記載(禁忌記載であれば赤色とす) |
| カルシトニン製剤 | 注射剤・キット | エルカトニン | エルシトニン注 | 妊婦：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ | ||
| 蛋白分解酵素阻害薬 | 注射用剤 | ガベキサートメシル酸塩 | 注射用エフオーワイ | 妊婦：大量投与は避ける | ||
| 注射剤 | ウリナスタチン | ミラクリッド注射液／ミラクリッド | 妊婦：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ、授乳婦：授乳の継続か中止を検討 | |||
| 注射用剤 | ナファモスタットメシル酸塩 | 注射用フサン | 妊婦：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ、授乳婦：授乳は避ける | |||
| 免疫抑制薬(カルシニューリン阻害薬) | 注射剤 | シクロスポリン | サンディミュン点滴静注用 | TDM対象薬 | 妊婦：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ、授乳婦：授乳しない | |
| 注射剤 | タクロリムス水和物 | プログラフ注射液 | TDM対象薬 | 妊婦：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ、授乳婦：授乳しない | ||
| 赤血球造血刺激因子(ESA) | 注射剤・キット | エポエチン アルファ(遺伝子組換え) | エスポー注射液／エスポー皮下用 | 妊婦：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ、授乳婦：授乳の継続か中止を検討 | ||
| キット | エポエチン ベータ(遺伝子組換え) | エポジン注／エポジン皮下注 | 妊婦：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ、授乳婦：授乳の継続か中止を検討 | |||
| キット | ダルベポエチン アルファ(遺伝子組換え)／【ダルベポエチン アルファ後続１】／【ダルベポエチン アルファ後続2】／【ダルベポエチン アルファ後続3】 | ネスプ注射液 | 妊婦：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ、授乳婦：授乳の継続か中止を検討 | |||
| キット | エポエチン ベータペゴル(遺伝子組換え) | ミルセラ注 | 妊婦：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ、授乳婦：授乳の継続か中止を検討 | |||
| 注射剤・キット |
エポエチン カッパ(遺伝子組換え)【エポエチン アルファ後続1】 | エポエチンアルファBS注 | 妊婦：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ、授乳婦：授乳は避ける | |||
| ビスホスホネート(BP)製剤 | 注射用剤 | パミドロン酸二ナトリウム水和物 | パミドロン酸二Na点滴静注用 | 妊婦：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ、授乳婦：授乳は避ける | ||
| キット | アレンドロン酸ナトリウム水和物 | ボナロン点滴静注 | 妊婦：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ、授乳婦：授乳の継続か中止を検討 | |||
| 注射剤 | ゾレドロン酸水和物 | ゾメタ点滴静注／ゾレドロン酸点滴静注 | 妊婦：投与しない、授乳婦：授乳の継続か中止を検討 | |||
| 注射剤 |
ゾレドロン酸水和物 | リクラスト点滴静注液 |
重度の腎機能障害禁忌 | 妊婦：投与しない、授乳婦：授乳の継続か中止を検討 | ||
| キット | イバンドロン酸ナトリウム水和物 | ボンビバ静注 | 妊婦：投与しない（妊娠が認められた場合投与を中止）、授乳婦：授乳の継続か中止を検討 | |||
| 免疫抑制薬｟代謝拮抗薬(葉酸代謝拮抗薬)｠ | キット | メトトレキサート | メトジェクト皮下注 | 慢性肝疾患禁忌、腎障害禁忌 | 妊婦：投与しない、授乳婦：授乳は避ける | |
| 運動器関連薬 |
注射剤 | コンドロイチン硫酸エステルナトリウム | コンドロイチン硫酸ナトリウム注射液 | |||
| キット | ヒアルロン酸ナトリウム | アルツディスポ関節注／スベニールディスポ関節注 | 妊婦：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ、授乳婦：授乳は避ける | |||
| キット | ヒアルロン酸ナトリウム架橋処理ポリマー・ヒアルロン酸ナトリウム架橋処理ポリマービニルスルホン架橋体 | サイビスクディスポ関節注 | 妊婦：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ、授乳婦：授乳は避ける | |||
| キット | ジクロフェナクエタルヒアルロン酸ナトリウム | ジョイクル関節注 | 妊婦：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ、授乳婦：授乳の継続か中止を検討 | |||
| 注射用剤 | コンドリアーゼ | ヘルニコア椎間板注用 | 妊婦：投与しない、授乳婦：授乳は避ける | |||
| 生物学的製剤(T細胞刺激調節薬) | 注射用剤・キット | アバタセプト(遺伝子組換え) | オレンシア点滴静注用／オレンシア皮下注 | 妊婦：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ、授乳婦：授乳の継続か中止を検討 | ||
| 生物学的製剤(TNFα阻害薬) | 注射用剤・キット | エタネルセプト(遺伝子組換え)／【エタネルセプト後続1】／【エタネルセプト後続2】 | エンブレル皮下注／エタネルセプトBS皮下注 | 妊婦：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ、授乳婦：授乳の継続か中止を検討 | ||
| キット | アダリムマブ(遺伝子組換え) | ヒュミラ皮下注 | 妊婦：使用上の有益性が危険性を上回る場合のみ、授乳婦：授乳の継続か中止を検討 | |||
| キット | ゴリムマブ(遺伝子組換え) | シンポニー皮下注 | 妊婦：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ、授乳婦：授乳の継続か中止を検討 | |||
| キット | セルトリズマブペゴル(遺伝子組換え) | シムジア皮下注 | 妊婦：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ、授乳婦：授乳の継続か中止を検討 | |||
| キット | オゾラリズマブ(遺伝子組換え) | ナノゾラ皮下注 | 妊婦：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ、授乳婦：授乳の継続か中止を検討 | |||
| 生物学的製剤(IL-1阻害薬) | 注射剤 | カナキヌマブ(遺伝子組換え) | イラリス皮下注射液 | 妊婦：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ、授乳婦：授乳の継続か中止を検討 | ||
| 生物学的製剤(IL-6阻害薬) | キット | サリルマブ(遺伝子組換え) | ケブザラ皮下注 | 妊婦：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ、授乳婦：授乳の継続か中止を検討 | ||
| 生物学的製剤(サイトカイン阻害薬) | 注射用剤・キット | ベリムマブ(遺伝子組換え) | ベンリスタ点滴静注用／ベンリスタ皮下注 | 妊婦：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ、授乳婦：授乳の継続か中止を検討 | ||
| 生物学的製剤(IL-12/23阻害薬) | 注射剤・キット | ウステキヌマブ(遺伝子組換え) | ステラーラ点滴静注／ステラーラ皮下注 | 妊婦：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ、授乳婦：授乳の継続か中止を検討 | ||
| 生物学的製剤(IL-17阻害薬) | キット | セクキヌマブ(遺伝子組換え) | コセンティクス皮下注 | 妊婦：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ、授乳婦：授乳の継続か中止を検討 | ||
| キット | ブロダルマブ(遺伝子組換え) | ルミセフ皮下注 | 妊婦：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ、授乳婦：授乳の継続か中止を検討 | |||
| キット | イキセキズマブ(遺伝子組換え) | トルツ皮下注 | 妊婦：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ、授乳婦：授乳の継続か中止を検討 | |||
| キット | ビメキズマブ(遺伝子組換え) | ビンゼレックス皮下注 | 妊婦：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ、授乳婦：授乳の継続か中止を検討 | |||
| 生物学的製剤(IL-23阻害薬) | キット | グセルクマブ(遺伝子組換え) | トレムフィア皮下注 | 妊婦：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ、授乳婦：授乳の継続か中止を検討 | ||
| キット | チルドラキズマブ(遺伝子組換え) | イルミア皮下注 | 妊婦：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ、授乳婦：授乳の継続か中止を検討 | |||
| キット | リサンキズマブ(遺伝子組換え) | スキリージ皮下注75mg・150mg | 妊婦：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ、乳婦：授乳の継続か中止を検討 | |||
| キット・注射剤 | リサンキズマブ(遺伝子組換え) | スキリージ皮下注360mg・点滴静注600mg | 妊婦：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ、乳婦：授乳の継続か中止を検討 | |||
| 生物学的製剤(IL-36阻害薬) | 注射剤 | スペソリマブ(遺伝子組換え) | スペビゴ点滴静注 | 妊婦：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ、授乳婦：授乳の継続か中止を検討 | ||
| 脳梗塞治療薬(脳循環・代謝賦活薬) | 注射剤 | アデノシン三リン酸二ナトリウム水和物 | アデシノンP注射液／ATP注／トリノシンS注射液／アデホス-Lコーワ注 | 妊婦：投与しない、授乳婦：授乳の継続か中止を検討 | ||
| 脳梗塞治療薬(抗血小板薬)/トロンボキサンA2合成阻害薬 | 注射剤・注射用剤・キット | オザグレルナトリウム | 注射用カタクロット／キサンボン注射用／カタクロット注射液／キサンボンS注射液 | 妊婦：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ | ||
| トロンボポエチン受容体作用薬 | 注射用剤 | ロミプロスチム(遺伝子組換え) | ロミプレート皮下注調製用 | 妊婦：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ、授乳婦：授乳の継続か中止を検討 | ||
| 肝不全治療薬 | 注射剤 | L-グルタミン酸L-アルギニン | アルギメート点滴静注 | 妊婦：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ、授乳婦：授乳は避ける | ||
| 免疫抑制薬（リンパ球増殖抑制薬） | 注射用剤 | グスペリムス塩酸塩 | スパニジン点滴静注用 | 妊婦・授乳婦：投与しない | ||
| ヒト型抗RANKLモノクローナル抗体 | 注射剤 | デノスマブ(遺伝子組換え)120mg | ランマーク皮下注 | 妊婦：投与しない、授乳婦：授乳の継続か中止を検討 | ||
| キット | デノスマブ(遺伝子組換え)60mg | プラリア皮下注 | 妊婦：投与しない、授乳婦：授乳の継続か中止を検討 | |||
| 抗線維芽細胞増殖因子23抗体 | 注射剤 | ブロスマブ(遺伝子組換え) | クリースビータ皮下注 | 重度の腎機能障害患者又は末期腎不全患者禁忌 | 妊婦：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ、授乳婦：授乳の継続か中止を検討 | |
| ヒト化抗スクレロスチンモノクローナル抗体 |
キット | ロモソズマブ(遺伝子組換え) | イベニティ皮下注 | 妊婦：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ、授乳婦：授乳の継続か中止を検討 | ||
| 生物学的製剤(Ⅰ型インターフェロン阻害薬) | 注射剤 | アニフロルマブ(遺伝子組換え) | サフネロー点滴静注 | 妊婦：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ、授乳婦：授乳の継続か中止を検討 | ||
| カルニチン | キット | レボカルニチン | エルカルチンFF静注 | 妊婦：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ、授乳婦：授乳の継続か中止を検討 | ||
| 多発性硬化症再発予防薬 | キット | グラチラマー酢酸塩 | コパキソン皮下注 | 妊婦：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ、授乳婦：授乳は避ける | ||
| Ca受容体作動薬 | 注射剤 | エテルカルセチド塩酸塩 | パーサビブ静注透析用 | 妊婦：投与しない、授乳婦：授乳は避ける | ||
| キット | ウパシカルセトナトリウム水和物 | ウパシタ静注透析用 | 妊婦：投与しない、授乳婦：授乳は避ける | |||
| 尿素サイクル異常症治療薬 | 注射剤 | L-アルギニン塩酸塩 | アルギＵ点滴静注 | 妊婦：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ、授乳婦：授乳は避ける | ||
| 好中球エラスターゼ選択的阻害薬 | 注射用剤 | シベレスタットナトリウム水和物 | 注射用エラスポール | 妊婦：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ、授乳婦：授乳は避ける | ||
| その他の先天性代謝異常症治療薬 |
注射剤 | ギボシランナトリウム | ギブラーリ皮下注 | 妊婦：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ、授乳婦：授乳の継続か中止を検討 | ||
| 繊維芽細胞増殖因子受容体3型阻害薬 |
注射用剤 | ボソリチド(遺伝子組換え) | ボックスゾゴ皮下注用 | 妊婦：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ、授乳婦：授乳の継続か中止を検討 | ||
| フェニルケトン尿症治療剤 | ペグバリアーゼ(遺伝子組換え) | パリンジック皮下注 | 妊婦：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ、授乳婦：授乳の継続か中止を検討 | |||
| その他 | 注射剤 | チオクト酸 | チオクト酸注 |
生物学的同等性試験の考え方は、作用を示す部位での薬物濃度が重なっていれば、有効性、安全性は例外なく同じであるという原理に基く、臨床試験です。全身適用を目的とする医薬品では、全身循環血中の薬物濃度が重なっていれば、局所適用を目的とする医薬品では、作用を示す部位での薬物濃度あるいはそれに替わる部位における薬物濃度が重なっていれば、医薬品の効果、作用は同じであると結論できます。全身循環の医薬品では、後から開発製造される、ブランド医薬品の剤形変更体でも、よく見受けらる試験です。規格変更体の開発でも実施します。生物学的同等性試験はごく一般的な試験です。ジェネリック医薬品だけが、生物学的同等性試験で済むわけではありません（この点ジェネリック医薬品品質情報検討会もブランド医薬品の溶出性も確認して欲しいです）。また、ブランド医薬品の剤形変更体は、最初のブランド医薬品と比べれば添加物が違います。ジェネリック医薬品だけが添加物が異なるわけではありません。確かに、ブランド医薬品とジェネリック医薬品の異なる点には、主薬、その不純物、添加物濃度非依存的に発現させる副作用のリスクというものがありますが、それはジェネリック医薬品だけにあるわけではありません（添加物に心配があるなら、ポリファーマシーが問題にはならないのではないでしょうか）。さらに、プラセボ効果は3割程度あるとのことです。医療関係者だけはブランドだから全てよく、ジェネリックだから全てダメだとは思い込まず、どうか客観的に見て評価して使用して頂きたいです。後発医薬品使用加算、外来後発医薬品使用体制加算、並びに一般名処方加算がある内に、是非収益を上げて、医師や診療科等の維持、新しい医療機器の購入に繋げて頂きたいです。
ジェネリック医薬品一覧｟医療関係者専用｠(色分け=赤色:先発品 緑色:準先発品 黄色:AG/BS 水色:後発品-規格・剤形・印字・貯法等製剤工夫有)
薬剤師がジェネリック医薬品の情報を集めました。ジェネリック医薬品は臨床上の有効性と安全性はブランド医薬品と同等な医薬品です。原薬と製剤の化学的品質の評価する同一性調査と、申請データが適切な環境・条件の下に適切に検討されたデータか確認する適合性調査を実施し、ブランド医薬品と同等以上の水準か審査されています。ジェネリック医薬品がわかると、薬剤の選択肢が大きく広がります。私は、ジェネリック医薬品が嫌われる理由として、医薬品を「開発製造する方々」と「処方・調剤・投薬する方々」との間に『認知ギャップ』があり残念に思っています。その為、私はサイトを通じてジェネリック医薬品の紹介をしたいと思います。今後医療関係者の登録制にしようかと検討していますが、現在サイトの利用は無登録・無料です。作成した資料を是非ご参考にして頂けたら幸いです。2020年末までに80％以上の普及率を目指しましょう。宜しくお願い致します。