| 薬効分類 | 剤形 | 成分名 | 品名(先発品名／代表的な品名) ※規格・メーカー名は除く |
肝臓・腎臓に対する添付文章上の記載 | 妊娠・授乳に対する添付文章上の記載(禁忌記載であれば赤色とす) |
| 白金製剤 | 注射剤・注射用剤 | シスプラチン | ランダ注／動注用アイエーコール | 重篤な腎機能障害禁忌 | 妊婦：投与しない、授乳婦；授乳は避ける |
| 注射剤 | カルボプラチン | パラプラチン注射液 | 妊婦：投与しない（パートナーも含め一定期間の避妊を行うよう指導）、授乳婦：授乳は避ける | ||
| 静注用剤 | ネダプラチン | アクプラ静注用 | 重篤な腎機能障害禁忌 | 妊婦：投与しない、授乳婦：授乳は避ける | |
| 注射剤 | オキサリプラチン | エルプラット点滴静注液 | 妊婦：投与しない、授乳婦：授乳は避ける | ||
| 注射用剤 | ミリプラチン水和物 | ミリプラ動注用 | 妊婦：投与しない（妊娠する可能性のある婦人：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ）、授乳婦：授乳は避ける | ||
| 分子標的治療薬(小分子：プロテアソーム阻害薬) | 注射用剤 | ボルテゾミブ | ベルケイド注射用 | 妊婦：投与しない（妊娠する可能性のある婦人：一定期間は適切な避妊を指導）、授乳婦：授乳は避ける | |
| 注射用剤 | カルフィルゾミブ | カイプロリス点滴静注用 | 妊婦：投与しない、授乳婦：授乳の継続か中止を検討 | ||
| 分子標的治療薬(小分子：mTOR阻害薬) | 注射剤 | テムシロリムス | トーリセル点滴静注液 | 妊婦：投与しない、授乳婦：授乳の継続か中止を検討 | |
| 分子標的治療薬(放射性同位元素標識抗体) | キット | イブリツモマブチウキセタン(遺伝子組換え)・塩化イットリウム(90Ｙ) | ゼヴァリンイットリウム静注用 | 妊婦：投与しない、授乳婦：授乳は避ける | |
| 分子標的治療薬(ヒストン脱アセチル化酵素阻害薬) | 注射用剤 | ロミデプシン | イストダックス点滴静注用 | 妊婦：投与しない、授乳婦：授乳の継続か中止を検討 | |
| 分子標的治療薬(抗VEGF抗体) | 注射剤 | ベバシズマブ(遺伝子組換え)／ベバシズマブ(遺伝子組換え)【ベバシズマブ後続1】／ベバシズマブ(遺伝子組換え)【ベバシズマブ後続2】／ベバシズマブ(遺伝子組換え)【ベバシズマブ後続3】／ベバシズマブ(遺伝子組換え)【ベバシズマブ後続4】 | アバスチン点滴静注用 | 妊婦：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ、授乳婦：授乳の継続か中止を検討 | |
| 分子標的治療薬(VEGF阻害薬) | 注射剤 | アフリベルセプトベータ(遺伝子組換え) | ザルトラップ点滴静注 | 妊婦：投与しない、授乳婦：授乳の継続か中止を検討 | |
| 分子標的治療薬(抗VEGFR抗体) | 注射剤 | ラムシルマブ(遺伝子組換え) | サイラムザ点滴静注液 | 妊婦：投与しない、授乳婦：授乳の継続か中止を検討 | |
| 分子標的治療薬(抗EGFR抗体) | 注射剤 | セツキシマブ(遺伝子組換え) | アービタックス注射液 | 妊婦：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ、授乳婦：授乳の継続か中止を検討 | |
| 注射剤 | パニツムマブ(遺伝子組換え) | ベクティビックス点滴静注 | 妊婦：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ（妊娠する可能性のある婦人：最低６ヵ月間は適切な避妊法を用いるよう指導）、授乳婦：治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し授乳は避ける | ||
| 注射剤 | ネシツムマブ(遺伝子組換え) | ポートラーザ点滴静注液 | 妊婦：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ、授乳婦：授乳の継続か中止を検討 | ||
| 分子標的治療薬(抗CCR4抗体) | 注射剤 | モガムリズマブ(遺伝子組換え) | ポテリジオ点滴静注 | 妊婦：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ、授乳婦：授乳の継続か中止を検討 | |
| 分子標的治療薬(抗CD20抗体) | 注射剤 | リツキシマブ(遺伝子組換え) | リツキサン注／リツキサン点滴静注 | 妊婦：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ、授乳婦：授乳の継続か中止を検討 | |
| 注射剤 | オビヌツズマブ(遺伝子組換え) | ガザイバ点滴静注 | 妊婦：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ、授乳婦：授乳の継続か中止を検討 | ||
| 分子標的治療薬(抗HER2抗体) | 注射用剤 | トラスツズマブ(遺伝子組換え) | ハーセプチン注射用 | 妊婦：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ、授乳婦：授乳の継続か中止を検討 | |
| 注射剤 | ペルツズマブ(遺伝子組換え) | パージェタ点滴静注 | 妊婦：投与しない、授乳婦：授乳の継続か中止を検討 | ||
| 分子標的治療薬【抗体薬物複合体(ADC)】 | 注射用剤 | トラスツズマブ エムタンシン(遺伝子組換え) | カドサイラ点滴静注用 | 妊婦：投与しない、授乳婦：授乳は避ける | |
| 注射用剤 | トラスツズマブ デルクステカン(遺伝子組換え) | エンハーツ点滴静注用 | 妊婦：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ、授乳婦：授乳しない | ||
| 注射用剤 | ブレンツキシマブベドチン(遺伝子組換え) | アドセトリス点滴静注用 | 妊婦：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ、授乳婦：授乳しない | ||
| 注射用剤 | エンホルツマブ ベドチン(遺伝子組換え) | パドセブ点滴静注用 | 妊婦：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ、授乳婦：授乳は避ける | ||
| 注射用剤 | ポラツズマブ ベドチン(遺伝子組換え) | ポライビー点滴静注用 | 妊婦：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ、授乳婦：授乳は避ける | ||
| 分子標的治療薬(抗CD38抗体) | 注射剤 | ダラツムマブ(遺伝子組換え) | ダラザレックス点滴静注 | 妊婦：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ、授乳婦：授乳の継続か中止を検討 | |
| 注射剤 | イサツキシマブ(遺伝子組換え) | サークリサ点滴静注 | 妊婦：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ、授乳婦：授乳の継続か中止を検討 | ||
| 注射剤 | ダラツムマブ(遺伝子組換え)・ボルヒアルロニダーゼ アルファ(遺伝子組換え) | ダラキューロ配合皮下注 | 妊婦：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ、授乳婦：授乳の継続か中止を検討 | ||
| 分子標的治療薬(抗CD52抗体) | 注射剤 | アレムツズマブ(遺伝子組換え) | マブキャンパス点滴静注 | 妊婦：投与しない、授乳婦：一定期間は授乳は避ける | |
| 分子標的治療薬(抗SLAMF7抗体) | 注射用剤 | エロツズマブ(遺伝子組換え) | エムプリシティ点滴静注用 | 妊婦：投与しない、授乳婦：授乳の継続か中止を検討 | |
| 分子標的治療薬(抗CD19・CD3二重特異性T細胞誘導抗体) | 注射用剤 | ブリナツモマブ(遺伝子組換え) | ビーリンサイト点滴静注用 | 妊婦：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ、授乳婦：授乳の継続か中止を検討 | |
| 分子標的治療薬(抗GD2抗体) | 注射剤 | ジヌツキシマブ(遺伝子組換え) | ユニツキシン点滴静注 | 妊婦：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ、授乳婦：授乳の継続か中止を検討 | |
| 分子標的治療薬(免疫チェックポイント阻害薬) | 注射剤 | ニボルマブ(遺伝子組換え) | オプジーボ点滴静注 | 妊婦：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ、授乳婦：授乳の継続か中止を検討 | |
| 注射剤 | イピリムマブ(遺伝子組換え) | ヤーボイ点滴静注液 | 妊婦：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ、授乳婦：授乳の継続か中止を検討 | ||
| 注射剤 | ペムブロリズマブ(遺伝子組換え) | キイトルーダ点滴静注 | 妊婦：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ、授乳婦：授乳の継続か中止を検討 | ||
| 注射剤 | アベルマブ(遺伝子組換え) | バベンチオ点滴静注 | 妊婦：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ、授乳婦：授乳の継続か中止を検討 | ||
| 注射剤 | アテゾリズマブ(遺伝子組換え) | テセントリク点滴静注 | 妊婦：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ、授乳婦：授乳の継続か中止を検討 | ||
| 注射剤 | デュルバルマブ(遺伝子組換え) | イミフィンジ点滴静注 | 妊婦：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ、授乳婦：授乳の継続か中止を検討 | ||
| トレメリムマブ(遺伝子組換え) | イジュド点滴静注 | 妊婦：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ、授乳婦：授乳の継続か中止を検討 | |||
| セミプリマブ(遺伝子組換え) | リブタヨ点滴静注 | 妊婦：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ、授乳婦：授乳の継続か中止を検討 | |||
| 分子標的治療薬(抗体色素複合体) | 注射剤 | セツキシマブ サロタロカンナトリウム(遺伝子組換え) | アキャルックス点滴静注 | 妊婦：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ、授乳婦：授乳しない | |
| 非特異的免疫賦活薬 | 注射用剤 | 溶連菌抽出物 | ピシバニール注射用 | 妊婦：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ | |
| トポイソメラーゼⅡ阻害薬(アントラサイクリン系) | 注射剤 | ミトキサントロン塩酸塩 | ノバントロン注 | 妊婦：投与しない、授乳婦：授乳は避ける | |
| 代謝拮抗薬(プリン代謝拮抗薬) | 注射用 | ペントスタチン | コホリン静注用 | 腎不全禁忌 | 妊婦：投与しない、授乳婦：授乳は避ける |
| 注射剤 | クラドリビン | ロイスタチン注 | 妊婦：投与しない（妊娠する可能性のある婦人：避妊を指導）、授乳婦：授乳は避ける | ||
| 代謝拮抗薬(その他) | 注射用剤 | アザシチジン | ビダーザ注射用 | 妊婦：投与しない、授乳婦：授乳は避ける | |
| 注射用剤 | L-アスパラギナーゼ | ロイナーゼ注用 | 妊婦：投与しない、授乳婦：授乳の継続か中止を検討 | ||
| 微小菅阻害薬(その他) | 注射剤 | エリブリンメシル酸塩 | ハラヴェン静注 | 妊婦：投与しない、授乳婦：授乳は避ける | |
| ホルモン療法薬(抗エストロゲン薬) | キット | フルベストラント | フェソロデックス筋注 | 妊婦：投与しない（妊娠する可能性のある婦人：一定期間は適切な避妊を指導）、授乳婦：投与しない（授乳は避ける） | |
| IL-2・ジフテリア毒素融合蛋白 | 注射用剤 | デニロイキン ジフチトクス(遺伝子組換え) | レミトロ点滴静注用 | 妊婦：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ、授乳婦：授乳の継続か中止を検討 | |
| その他 | 注射用剤 | ダリナパルシン | ダルビアス点滴静注用 | 妊婦：投与しない、授乳婦：本剤投与中及び投与終了後一定期間は授乳は避ける | |
| ロペグインターフェロン アルファ-2b(遺伝子組換え) | ベスレミ皮下注 | 妊婦：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ、授乳婦：授乳の継続か中止を検討 | |||
| 注射剤 | ボロファラン(10B) | ステボロニン点滴静注 | 妊婦：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ、授乳婦：授乳の継続か中止を検討 | ||
| 注射剤 | 三酸化ヒ素 | トリセノックス注 | 妊婦：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ、授乳婦：授乳は避ける | ||
| 注射用剤 | トラベクテジン | ヨンデリス点滴静注用 | 妊婦：投与しない、授乳婦：授乳の継続か中止を検討 | ||
| 注射剤 | 塩化ラジウム(223Ra) | ゾーフィゴ静注 | |||
| 注射剤 | ルテチウムオキソドトレオチド(177Lu) | ルタテラ静注 | 妊婦：投与しない、授乳婦：授乳は避ける | ||
| 注射剤 | 3-ヨードベンジルグアニジン(131I) | ライアットMIBG−I131静注 | 妊婦：投与しない、授乳婦：授乳は避ける | ||
| 注射用剤 | タラポルフィンナトリウム | 注射用レザフィリン | 妊婦：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ、授乳婦：授乳は避ける | ||
| 注射用剤 | 滅菌調整タルク | ユニタルク胸膜腔内注入用懸濁剤 | 妊婦：治療上の有益性が危険性を上回る場合のみ、授乳婦：授乳は避ける |
生物学的同等性試験の考え方は、作用を示す部位での薬物濃度が重なっていれば、有効性、安全性は例外なく同じであるという原理に基く、臨床試験です。全身適用を目的とする医薬品では、全身循環血中の薬物濃度が重なっていれば、局所適用を目的とする医薬品では、作用を示す部位での薬物濃度あるいはそれに替わる部位における薬物濃度が重なっていれば、医薬品の効果、作用は同じであると結論できます。全身循環の医薬品では、後から開発製造される、ブランド医薬品の剤形変更体でも、よく見受けらる試験です。規格変更体の開発でも実施します。生物学的同等性試験はごく一般的な試験です。ジェネリック医薬品だけが、生物学的同等性試験で済むわけではありません（この点ジェネリック医薬品品質情報検討会もブランド医薬品の溶出性も確認して欲しいです）。また、ブランド医薬品の剤形変更体は、最初のブランド医薬品と比べれば添加物が違います。ジェネリック医薬品だけが添加物が異なるわけではありません。確かに、ブランド医薬品とジェネリック医薬品の異なる点には、主薬、その不純物、添加物濃度非依存的に発現させる副作用のリスクというものがありますが、それはジェネリック医薬品だけにあるわけではありません（添加物に心配があるなら、ポリファーマシーが問題にはならないのではないでしょうか）。さらに、プラセボ効果は3割程度あるとのことです。医療関係者だけはブランドだから全てよく、ジェネリックだから全てダメだとは思い込まず、どうか客観的に見て評価して使用して頂きたいです。後発医薬品使用加算、外来後発医薬品使用体制加算、並びに一般名処方加算がある内に、是非収益を上げて、医師や診療科等の維持、新しい医療機器の購入に繋げて頂きたいです。
ジェネリック医薬品一覧｟医療関係者専用｠(色分け=赤色:先発品 緑色:準先発品 黄色:AG/BS 水色:後発品-規格・剤形・印字・貯法等製剤工夫有)
薬剤師がジェネリック医薬品の情報を集めました。ジェネリック医薬品は臨床上の有効性と安全性はブランド医薬品と同等な医薬品です。原薬と製剤の化学的品質の評価する同一性調査と、申請データが適切な環境・条件の下に適切に検討されたデータか確認する適合性調査を実施し、ブランド医薬品と同等以上の水準か審査されています。ジェネリック医薬品がわかると、薬剤の選択肢が大きく広がります。私は、ジェネリック医薬品が嫌われる理由として、医薬品を「開発製造する方々」と「処方・調剤・投薬する方々」との間に『認知ギャップ』があり残念に思っています。その為、私はサイトを通じてジェネリック医薬品の紹介をしたいと思います。今後医療関係者の登録制にしようかと検討していますが、現在サイトの利用は無登録・無料です。作成した資料を是非ご参考にして頂けたら幸いです。2020年末までに80％以上の普及率を目指しましょう。宜しくお願い致します。