220622長期収載品(先発品の一部)について

皆様に目を通してもらいたい資料とリンクを貼ります。

まずJGAのサイトの原薬製造国状況➁の資料(H29)より、現在、長期収載品(先発品)の原薬生産国の国内と海外の比率は、後発品と同じような状況です。元々長期収載品になる前から、先発品の原薬も海外で生産していたかもしれませんが、長期収載品の原薬の半分程度が海外で生産されています(現在増えているかもしれません、かつ海外製がどうしてもいかんと言うなら先発品も使えなくなります)。リンク

添加物は、先発品も後発品も、「日本薬局方」や「医薬品添加物規格」に基づきます。先発品と後発品で品質基準に違いはなく同じです。資料リンク

また、今後、長期収載品の薬価を段階的に後発品価格まで引き下げる「G1・G2ルール」が適用され、薬価がもっと下げられていく予定ですが、現時点の値下げ率はリストをご確認下さい。資料リスト①資料➁ 現在開発製造メーカーの変更が散見されますが、このリストを見ると、先発品メーカーからも、まだまだ長期収載品が開発製造されていることがわかります。やはり長期収載品になる前から、先発品の原薬の生産国も海外製であることが推測されます。海外製も安心して使える証拠ではないでしょうか。

さらに、長期収載品で後発品価格への引き下げが実施されている品目について、このサイトでは、赤で示した先発品の下に「後発品価格の長期収載品」の記載を追加しました。以上から想像するに、一般名処方が医療機関の収益に繋がる匂いがプンプンします。

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